思った事。

2001年11月1日
今日は、雲達が重たそうに空に覆い被さっている。
其処に在るべき太陽は案の定 見えない。
可哀相に、草木は光合成ができなくて悩んでいるだろう。

久しぶりに、歩いたその路は 昔と変わらずに存在感を溢れ出していた。
今の時期、柿の木が沢山の実を抱えていた。
気付いた事に、多くの家々にそれが存在する事。
そして、何処の家もその実を収穫しない事。
あれらは 渋柿なのだろうか?
それにしても、早く収穫しないと 朽ちて地へ落ち 異臭を放つはずだ。
それを始末する為に 木を植えているのだろうか? 謎だ。

時速30キロ制限の路を歩いた。
そこは昔ながらの住宅街で、木々はまるでそこの主役だという様に立っていた。
静寂な音が私の耳に響き、そこに鳥達の鳴き声が調和する。
心と頭の中で、自然の交響曲が流れ出した。
とっても素敵な曲だった。 きっと譜面には書き出せないだろう。
曲作りに励む私でも… というより、譜面に表したくないのが本音だ。
自然と戯れ 彼らと共に創った物を 形にするのには 幾分抵抗があるからだ。

トラックが沢山止まっている 市場のような処を通り過ぎようとした。
またまた変わらずに、記憶の片隅にあった物達が 目を通し鮮明になった。
変わらぬ アスファルトの上に落ちている煙草の吸い殻、人々の大きな声…
そこにある それらは、何年経ても 変わらない物だと 実感した。

ある程度の歳を取る、又は時を経ると
そこからの世界は生活は人生は 変わらず 止まってしまうのだろうか?
そんな風に感じた。

私は、毎日色々変わっている。
学生時代、傍目から見ても判る程の容貌の変化や、心の変化。
今も同様である。

一定もしくは永久の職業に就いてしまう頃から、
人は変わらずに生きるのであろうか?
と、なると 今 私の時期は人生に於いて絶頂期と云う訳か…
やりたい事を見つけたり、向って走ってみたり、悩んでみたり。
着たい服を身に着けてみたり、髪の毛を変色してみたり。
好きな人をころころ変えてみたり。
枠に捕らわれる事なく生きられる 今がいい時期なのだろうか?
それとも、枠に捕らわれてるが安定な生活を保証される時期がいいのか?
これは、ちょっと考え深いな…

帰り道、とあるマンションの駐車場にBMVの赤い車が停まっていた。
あれは、私が小学生の頃から置いてある車で(買い換えたかは知らないが)
見る度に羨ましいと思っていた。
(赤って云うのにはとても大きな抵抗があるが・・。やはりBMVと言えば
黒か紺だ、という固定観念があるので。)
今回も、その車は 洗車したての様にあった。
けれど、気付いた事に ホイールは薄汚れていた。 憧れを抱いていた その車も歳を取ってしまったのだなぁ〜
とちょっと悲しく思い、憧れは過去の物として閉まっておく事にした。

関節痛が酷く、体を動かすのが大変な今日この頃だが
だからといって ずっと部屋で安静。というのもどうかと思い、
昨日から実は 少しずつ 無理をしない程度に 歩く行為を行っている。
歩く事は今の私にはとても辛い事くらい分っている。
でも、体を動かす事はいい事だから 歩いている最中
もし辛くなったら それを我慢せず、休んで、そしてまた歩き出す。
昨日も今日も目的地があったから、行えたが 明日からはどうだろう?!
でも、一度決めた事はちゃんとやりこなさないと気が済まない性分だから、きっと続くだろう。

歩道と車両を区別する為の高さ20cm程度のブロックの上を歩いてみた。
平衡感覚がどうであるか試してみたかったからだ。
4歩 歩けた。
数週間前に比べ、随分と歩く感覚が戻ったのだなぁ〜と嬉しくなった。
次は、体力を少しずつ付けなくては…

さて、今日の予備校も終り、午後に母に頼まれた事をこなし、その後 友人とドライブに行ってきます。

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